コンポジション作成の方法 −After Effectsで作るウェディングムービー−

ウエディングムービー

After Effectsで結婚式用のムービーを作るには、まず初期設定であるコンポジション作成が必要となります。初心者向けに、After Effectsを起動するところから丁寧に解説します。

コンポジション作成とは

コンポジション作成とは、動画のサイズや長さ、フレームレートなど動画の初期設定を行なうことで動画編集をするための土台(環境)を作ることです。どのような動画を作るか決める初期設定でもあり、最終的な仕上がりを決めるための大切な設定なので丁寧に行う必要があります。

コンポジション作成の解説動画

本記事でご紹介するコンポジション作成の流れはこちらの動画でも解説しております。After Effectsを起動するところから解説しておりますので、見ながら一緒に作業することをオススメします。

#1 コンポジション設定 | After Effectsで作る結婚式ムービー

コンポジション作成の流れ

STEP1:Adobe After Effectsを起動

Adobe After Effectsを起動して、新規プロジェクトを作成します。左上の「新規プロジェクト」と書かれた青いボタンをクリックします。

「新規プロジェクト」をクリック

STEP2:コンポジション設定を開く

新規プロジェクトをクリックすると「新規コンポジション」というボタンが画面中央の左側に出てくるのでクリックします。

「新規コンポジション」をクリック

ボタンが表示されていない場合は、画面上のメニューからコンポジション > 新規コンポジションを選択します。

メニューから「新規コンポジション」を選択

STEP3:サイズ設定をする

画面サイズの設定

プリセットのプルダウンから、画面サイズの指定が4:3なら「NTSC DV」16:9なら「HDTV 1080 29.97」を選択します。式場から指定がある場合はそれに従ったサイズを設定します。

画面サイズを間違えてしまうと、大事なシーンが見切れてしまって画面に映らなかったり、テロップが切れて見えなくなってしまうなど大きなトラブルに繋がりますので、結婚式場によく確認してから作り始めましょう。

途中で変更もできなくないですが、修正がものすごく大変なので事前に確認しておきましょう。

画面サイズを間違えると見切れてしまう可能性がある

ピクセル縦横比

映像を構成する点々の形のことです。「正方形」にします。(プリセットを選ぶと自動で入力されます)

フレームレート

1秒間に何枚の静止画を使って動画を作るか指定します。「30」にします。(プリセットを選ぶと自動で入力されます)

イメージとしてはパラパラ漫画の絵の枚数で、少ないとカクカクした動画になってしまうのである程度の数にする必要があります。一般的に映画は24フレーム。テレビ番組は29.97(30)となっています。

STEP4:動画の長さを設定する

デュレーション

動画の長さ(時間)のことです。あとで変えられますが少し長めに設定しておくと作業しやすいです。例では約3分にしていますが任意の長さに設定します。

背景色

何色に設定しても問題ありませんが、白色が作業しやすくなっています。背景に色をつけたい場合は後で好きなタイミングでつけることができるので、あまり気にしなくても大丈夫です。

コンポジション名

動画のサイズや長さが決まったらコンポジションに名前をつけます。コンポジションはシーンごとに作成して、最後に1本の動画にまとめる作り方をするので、作るシーンの名前をつけます。例では新婦のプロフィールムービーのシーンを作成するので「新婦」としていますが、任意の名前で問題ありません。

ここまでの設定を完了するとこのような設定となっているはずですので確認します。

コンポジション設定

確認して問題がなければ「OK」を押して完了です。

コンポジション作成が完了したらスライドショー作成など本格的に動画制作に取り組むことができる状態となります。

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