結婚式の花嫁の目元はつけま?マツエク?それともマツパ?

結婚式

結婚式といえば人生で一番写真を撮られるといっても過言ではないくらい自分に注目が集まるイベントです。そんな結婚式では美しい目元でありたいと思うのが女性の心理。一度もマツエクなどをしたことがなく、結婚式の目元について悩む方も多いので、今回は結婚式にまつわる美容の中でも目元のメイク・施術についてご紹介してゆきます。

結婚式でできる目元メイク・施術の代表例

どんなメイク・施術でもお金と時間さえあれば普段でもできてしまうものではありますが、結婚式であれば普段はしないような施術も検討範囲に入るもの。目元を華やかにできる代表的な方法として以下のようなものがあります。

  • マスカラ
  • つけまつげ
  • マツエク
  • マツパ(まつげパーマ)

マスカラのように事前に何も準備の必要ない手軽なものから、道具の準備が必要なもの、専門店での施術が必要なものなど幅広い目元メイク・施術の手法があります。自分に合った目元を選べるよう、もう少し詳しく手法やメリット・デメリットについてご紹介します。

マスカラ

化粧をしたことがあればほとんどの方がマスカラをしたことがあるとは思いますが、自まつ毛をビューラーでカールがつくようにクセづけし、マスカラを塗るメイク方法です。

メリット

メリットはなんといっても事前の準備が全く必要ないこと・アレルギーの心配が少ないことです。自まつ毛に何もする必要がないので、事前に時間をとって専門店に行く必要がなく、非常に忙しい方やナチュラルな雰囲気が好きな方にオススメと言えます。また、マスカラは肌に触れにくいので他の手法に比べるとアレルギーの心配が少ないと考えられます。

デメリット

目元に華やかさを出しづらくなるので、写真映えの観点では評価が低くなります。結婚式では花嫁が主役ですが、マスカラは特別感があるものではないので、他のゲストがマツエクなど華やかな目元にしてきた場合、華やかさで負けてしまう可能性があります。

また、泣かないと決めていても当日の雰囲気やサプライズなどで泣いてしまった場合、マスカラが落ちてきてしまい目元が汚れてしまう可能性があります。泣かなかったとしても湿気でカールが取れやすかったり、マスカラが折れて目に入ってしまうなどトラブルが起きやすい手法です。

つけま(つけまつげ)

つけまつげに接着剤をつけ、自まつ毛の根本に近いまぶたに貼り付けてまつ毛の長さやボリュームを出す手法です。

メリット

まつげの長さやカール、ボリュームなどにさまざまなバリエーションがあり、自分好みのまつげを選ぶことができます。カラーつけまつげや羽がついているものもあるので、好みの色や素材を選ぶこともできます。また、マツエクほどの細かい調整はできないですが、つけまつげを切ったり重ね付けすることで多少のバランス調整も可能です。

つけまつげは接着剤でまぶたに貼り付けているだけなので、結婚式が終わったらすぐに取ることができます。マツエクが禁止されている職業の方でもまつ毛の長さやボリュームを出すことができる手法となっています。

デメリット

最も大きなリスクとしては接着剤によるアレルギーやかぶれが発生する可能性があります。一度もつけまつげをしたことがない場合は、結婚式当日にはじめてつけまをするのではなく、事前に自宅で試しておいた方が良いでしょう。前述したように長さやボリュームで様々なバリエーションがあり、似合うものと似合わないものがありますので、事前に似合うものを探しておくことも非常に重要です。

次に、不自然さが残ってしまう点が挙げられます。つけまつげは基本的に化学繊維であるため、自まつ毛と比べると違う光の反射をするので不自然な光り方をしてしまいます。また、自まつ毛がすでにあるところにまつげの塊をのせることになるのでまつげが増えすぎて隙間がなくなり不自然になってしまったり、まつげが影になって目元が暗くなってしまう可能性があります。ちなみに、つけまつげの根本が黒いタイプを使用すると根本が強調されすぎて不自然さが強く出てしまいます。根本が透明なタイプを使うと少し軽減されるので検討してみましょう。

最後に、結婚式当日のリスクとしては、つけまつげが取れてしまう可能性があります。近年は強力な接着剤も開発されておりますが、どんなに強力でも手で引っ張れば取れる程度の強度でしかありません。よって、結婚式当日に泣いてしまったり、思いっきり笑ってしまったりした時に取れてしまう可能性があります。

マツエク(まつげエクステンション)

マツエクとはまつげエクステンションの略です。自まつ毛に1本1本接着剤でエクステをつけて、長さとボリュームを出すことができる手法です。カールにもJカール、Cカール、Dカールなど複数の角度があり好みのカールをつけることができます。

メリット

長さとボリュームが出せる点はつけまつげと同じですが、まとめてまつげの塊をつけるのではなく、自まつ毛1本ずつにつける※ので自然な隙間ができてつけまつげと比較すると自然に見えます。エクステの素材をミンクなど自然な毛の素材にするとより自然に見せることもできます。

場所によって長さを変えることができるので、真ん中を長めにする・目尻を長めにするなどの調整で印象を変えることができます。前述したようにカールも複数のカールから選ぶことができ、つける本数も変えられるので、一人一人に合った目元にすることができるのがマツエクのメリットで、長さ・ボリューム・カールを全て1度で手に入れることができます。自然でありながら、伏目になった時や横顔の写真にもまつげがしっかりと映えるので最もオススメの手法です。

ちなみに強力な接着剤でエクステをつけるので、およそ4週間ほど(ベストな状態は2週間ほど)維持できます

※近年は自まつ毛1本に対して数本まとめてつけられるタイプのマツエクもあります

デメリット

マツエクはもちがいい分、長い期間自まつ毛に負担がかかることになります。自まつ毛が抜けやすくなってしまったり痛んでしまう可能性がある点は注意が必要です。また、マツエクに使う接着剤は油に弱いのでクレンジングをする際はオイルが使用されていないものを使うなど維持に気を遣う必要があります。綺麗な状態を維持するには2週間に1度ほどのリペアが必要になるのでその分の時間を確保しておく必要もあります。(自分でつけるのは非常に難易度が高く、基本的には資格をもった方に施術してもらうことになります)

最も注意が必要なのは、つけまつげ同様接着剤によるアレルギーやかぶれです。結婚式や前撮りよりも前に一度施術を試してみて、トラブルが発生しないか確認する必要があります。

細かいことですが、店舗によって用意しているエクステが違ったり担当者によって仕上がりが異なるので、自分に合ったお店や担当者をさがしておくことも重要です。

マツパ(まつげパーマ)

マツパとはまつげパーマの略称です。髪の毛をパーマするときと同じように、まつげに薬剤をつけて熱でカールをつけることでパーマをつけます。

メリット

まつげの量や長さが変わらないまま、しっかりとしたカールがつくので自然さが大きなメリットとなります。一時期はボリュームの多い可愛らしいまつげが流行していましたが、ここ数年のトレンドとしては大人っぽい抜け感が良いとされているので、トレンドに合ったまつげと言えます。

また、マツエクでもカールはつけることができますが、根本からしっかりと持ち上がったカールをつけたい・まつげの生えぐせを直したいという場合はマツパの方がよりしっかりとしたカールになります。特にパリジェンヌラッシュリフト(通称パリジェンヌ)は根本に薬剤をつけてパーマをかけるので根本から持ち上がったしっかりとしたカールになるということで有名です。

デメリット

これまでご紹介した他の手法と異なり、マツパはまつげのボリュームや長さが変わるわけではありません。自まつ毛の長さやボリュームに満足していない方にはつけまやマツエクの方が合っている可能性があります。

また、カールをつけすぎると目が大きく開いているように見えて、いわゆるビックリ顔になってしまう可能性があります。これは顔や目の形との相性もあるので一度試してみて似合うかどうかのチェックが必要です。

なお、繰り返しになりますが、つけまつげやエクステ同様薬剤を使うことになるのでアレルギーやかぶれの危険性があります。結婚式より前に1度試しておくことをオススメします。特に髪の毛のパーマでアレルギーやかぶれを起こしたことがある方は要注意です。

まとめ

人生に一度の結婚式、少しでも美しい自分でありたいもの。自分のイメージする結婚式にあったメイクや施術を選びましょう。ただし、マツパやマツエク、つけまは薬剤・接着剤を使うことになりアレルギー反応を起こすリスクがありますし、似合う・似合わないもやってみないとわからないので結婚式本番でいきなり試すのではなく事前に一度希望する施術を受けてみることをオススメします。