収益獲得を目的にサイトを制作した場合、一日でも早くGoogleAdSenseでの広告配信をしたいもの。そうなると気になるのが、どのくらいで合格ラインに達することができるかということ。量ではなく質が大切ということがわかっていても気になってしまう、実際に合格した際の記事量を紹介したいと思います。
33記事で合格
結論から申し上げますと、このブログは33記事でGoogleAdSenseに合格しました。本業が広告代理店でのwebコンサルタントのため、簡単には合格しないことを知っていたのでこまめに申請するようなことはせずある程度まとまった記事量が揃ってからの申請でしたので、もしかするともう少し少なくても合格できたのかもしれませんが、一つの例として参考にしていただければと思います。
※本ブログで投稿日付で絞っていただくと34記事ありますが、別ブログから古い記事を移植したので差が出ています。
AdSense合格までにかかった期間
合格までにかかる期間は更新頻度に大きく依存するのであまり参考にならないかもしれませんが、月に2-3記事のペースで9ヶ月かかりました。毎日ブログを書けていれば1ヶ月程度で書けてしまうような記事量でしたが、本業の仕事が忙しいことと、SEOのコンサルタントも業務の中で行っている身なので、気合を入れて書く記事は調査や推敲を念入りに行なっていたので1記事に数週間かかってしまうこともありました。
元々稼ぐことが目的というよりは、純粋に自分の体験を他の人に役立てて欲しいという気持ちと、仕事でやってみたい実験をお客様のサイトでするわけにはいかないのでテストできる環境が欲しかったという気持ちで始めたブログなので、記事は玉石混交でしたが合格することができました。
AdSenseの合格に必要なPV数
個人的な経験からするとPV数はAdSenseの合格に関係無いように思います。AdSenseの合格前にトレンドを意識して書いたこちらの記事ですが、書いた当時は毎日2,000-3,000PV発生していて、現在よりもPVが多い状態でしたが当時ダメもとで申請してみたら不合格でした。
反対に、PVが全く無いようなサイトでも記事の品質が高ければ合格する仕組みとなっています。真偽は不明ですが、たった数記事でも合格された方やPVがほとんどなくても合格された方をお見かけします。
AdSenseの合格には記事の質が重要
この記事にたどり着いたということは、記事数が増えてもAdSenseに合格できずにお悩みでいらっしゃることと思いますが、合格への近道は記事の質を上げることです。不合格理由でありがちなのが「低品質なコンテンツ」という理由です。
「質が高い」というのは非常に抽象的ではありますが、以下の点に注意して記事を作成すると良いでしょう。ここでは詳しく触れませんが、SEO対策の基本ともなっています。
- 読み手となるターゲット像を明確に定めて書く(例:関東で結婚式場を探しているパワーカップルの20代夫婦)
- 1記事1テーマで書く
- テーマについてユーザーが十分に理解できる詳しさを担保する(他のどの記事よりも丁寧で詳しく書く)
- 段落に分け、書く段落を端的に示した見出しをつける(ダラダラと文章を書かない)
- 引用元や出典を明らかにして書く
- 資格を持っている場合は明記する(どんな人が書いているのか明らかにする)
- 他のサイトのコピーをしない
他にも数多くの注意すべきポイントはありますが、まずは上記を意識して書いてゆけばある程度の記事数に達したら合格ラインには達するはずです。
1番のポイントとしては、他人が読んで役にたつ記事かどうかという点です。たとえ現在PV数がほとんどなかったとしても役に立つ記事は検索での流入やSNSなどからの流入が見込める=PVが増えて広告がたくさん見られる というポテンシャルがあるためです。Googleや広告主の立場からしてみれば、たくさん見られるサイトに広告を貼って欲しいですし、よくわからない謎の内容の記事や個人的な日記のような記事よりは内容のしっかりした記事に掲載して欲しいと考えるはずです。そうした広告を出稿する側の立場に立って考えると自ずと答えが出てくるかと思います。
例外として、芸能人など有名人のブログは有名人のブログであることそのものに価値がありPVが自然と集まるので、特別役に立つ記事でなくても収益化が可能です。
よくある不合格のサイトやブログは、ターゲットが定まっていないため独りよがりで誰が読んでも何の役にも立たない記事となっている・ポエムのようにダラダラと文章が書かれている・他にもっと詳しいサイトがあり、その記事を読む必要が無いなどページのテーマがわかりづらかったり読んでも役に立たない記事となっているケースが多いです。わかりやすい例だと、個人の日記のような内容は低品質とされがちです。想像してみるとわかりますが、「今日の天気、私の体調、スーパーで買ったもの」と「AdSenseに合格した記事数と実体験」どちらが人の役にたつでしょうか・・・?
生きていて一度は友達に何かを話して「へーそうなんだ!知らなかった!」「ありがとう!助かったよ!」と言われた経験があるかと思います。そういった人の役に立つ記事というのを目指してみると良いでしょう。
テーマを絞り込んで書く
特にブログにありがちですが、たとえ一つひとつの記事が詳しく書けていても記事によってテーマがあまりにも違うと合格への道のりが遠ざかります。合格後にサイトのテーマを拡大していって、派生したテーマの記事を書くことはできますが、早く合格したい場合はテーマを絞って書いたほうが前述した読み手側のお役立ち度が上がります。
例えば、当ブログは「結婚生活」というやや大きめのテーマで結婚式の情報から妊活・キャリアまで幅広く扱っていますが、ブログを立ち上げてAdSenseに合格するまではほとんど「結婚式」に特化させていました。結婚式に詳しいブログにするのであれば数十記事で済みますが、結婚生活全般について詳しいサイトにしようとすると途方もない記事数が必要になってしまいます。そうなると「詳しい」と言えるまでの道のりも遠くなってしまうので、まずは何か一つのテーマに詳しいサイトにするよう注意します。
日本中のどのサイトよりも詳しいサイトにする
記事の質の章でも述べましたが、何か一つテーマを決めて日本一詳しいサイトにするつもりで記事を書きましょう。そうすると各記事のテーマも絞れてきますし、それぞれの記事も適当に書くわけにはいかず日本一詳しく書くことになります。その一つひとつの積み重ねでAdSenseへの合格も近くなりますし、自然と人が集まるサイトとなってきます。
他社の広告は貼りすぎない
GoogleAdSenseの合格までに時間がかかることが多いので、我慢できずに他のASPの広告を貼ってしまいがちです。1つも貼ってはいけないということはないのですが、合格前でサイト規模が小さい中で広告を大量に貼ってしまうと品質が低いとみなされて不合格となってしまう可能性があります。
合格後も他社の広告を貼りすぎてしまうと、AdSenseの広告の表示回数が減ってしまったりとトラブルが発生する可能性があるので、必要なところにだけ貼るようにしましょう。